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「上路市剛作品展」

2021.5.12 – 6.11 @ 銀座蔦屋書店


概要

今回は、現代アートでありながら⽇本⽂化を強く感じさせるものとして、作家 上路市剛の作品をご紹介します。奈良の興福寺に収められている仏像を元に制作されたという本作品は、作家による徹底的な観察と執着ともいえる情熱によって、現代に再構築されました。その⽣々しさは、リアルを通り越して違和感を覚えるほどです。2015年にSICF16で準グランプリを獲得して以来、国内外のアートフェアに出品された彼の作品は、鑑賞者に強烈な印象を与え続けています。
彼の作品をとおして、現代アートと⽇本⽂化の「重なり」や「違い」を、感じていただければ幸いです。


アーティストステートメント

今回展⽰されている作品は、奈良県の興福寺に安置されている仏像をモティーフに制作されています。

それぞれの像の頭髪には⾺の⽑が使われていて、四天王は実際の⽇本髪を結うのと同じ⽅法で髪を束ねています。邪⻤も実際の⼈間と同じようにパーマがかけられています。また、各像の特徴的な表情は、鏡で⾃分の顔を観察して⼀つ⼀つの筋⾁の位置や動きを確認しながら細部まで作り込みました。

この様な沢⼭の⼯夫や拘りから醸成されるリアリティが私の作品の核です。皺ひとつ、⽑⽳ひとつ、⽑の⼀本まで全ての箇所に強い拘りがあります。

モデルになった彫刻、それを作ったアーティスト、それに感化されてこの作品を作った私、その全てのエネルギーを感じ取って頂けたら幸いです。

上路市剛